風邪や流感(インフルエンザ)には非力な葛根湯でも、各種慢性疾患には、サマザマな有用性のあるすぐれた方剤なのである。
しかしながら、風邪に葛根湯という間違った神話が流布されているので、しばらくは、少しでもブレーキをかける意味で、風邪関連と葛根湯の関係をもう少し補足しておきたい。
風邪と流感(インフルエンザ)専門のブログ
漢方と漢方薬は風邪・流感(インフルエンザ)に本当に有効か?
これは、いかに葛根湯が風邪やインフルエンザの治療に無力であるか、まったく効かないというのではないが、タイミングを失するといかに無力であるかを徹底的に検証しているので、参考価値が高いはずである。
たとえば、一部重要な箇所を要約引用してみたい。
葛根湯が効くのは初期の寒気があって項背部が凝る人に限られる。
これはヤバイ!本格的に風邪を引いたぞ!病院にいかなくちゃ~~!
という段階になって葛根湯を病院で処方されても、ほとんど効くわけがない。
なぜなら、葛根湯が効く段階というのは、寒気がして首が凝る、もしかして風邪を引いたかも、という段階で服用すべき漢方薬で、こりゃ~^病院に行カニャ~~ヤバイ、と思う段階では、ほとんど葛根湯では手遅れ、次の段階、多くは銀翹散製剤が中心で処方されるべき時期に来てしまっている、ということ。
だから、病院で出される葛根湯が効かないのは当たり前で、むしろそのときは効かずに残った葛根湯が、次に風邪を引きかけた時に使ってみたら、今度は良く効いた、という人がタマにあるのは、以上の事情による。
(漢方薬で風邪やインフルエンザを治す最大のコツ!)
等等
なお、葛根湯に関しては風邪関連の問題ばかりを主体に続けてきたので、将来は、
葛根湯の本来の面目、応用範囲がいかに広く、漢方薬方剤の中でも、極め付けに応用範囲の広さがある、ということを書いてみたい思っている。